医療、脳機能活性について
About medical and brain function activity.
2020年5月12日更新
米国の医師達はタンクが有効だ思われる症状~様々な精神疾患・線維筋痛症・睡眠障害・自律神経失調症・バーンアウト症候群・慢性疲労症候群・その他~予防的ヘルスケア・痛みやストレスの軽減などの患者に広く薦めており、高血圧などの症状緩和にも利用しています。
医師によっては治療の長引くガン患者の痛みと精神的ストレスの緩和にタンクを利用するケースも見受けられます。
医療現場も含めタンク効果は天然の鎮痛剤・弛緩剤であり、非薬理学的解決策の一つとして利用され、治る力を妨げない有効手段の一つとして活用されています。
そして米国国立精神衛生研究所(NIH)を始め、臨床科学研究所(LIBR)・フロートクリニックリサーチセンター(FCRC)などもチームを組んで研究体制に本腰を入れつつあり、更なるエビデンスの拡大に予算を注ぎ込んでいます。
これは今アメリカで主流になりつつある"機能性医学"の軸に、新たなトレンドとしてタンクが組み込まれる可能性も視野に入れての大きな動きであると私は個人的に予想しています。
「脳」
米国の研究ではフロート療法は記憶の整理を行い左右の脳のバランスを取り、睡眠パターンの調節、および脳の老廃物・解毒物質の排泄などを促進する事が解っています。
フロート療法は経験を積むことで右脳の思考回路を高め個人をより直感的で想像力豊かにすることが示されています。 理由は外部刺激がオフになる事で右脳にアクセスし活性化しやすくなるのです。
そして右脳の優位性には多くの利点があり、フロート状態では左半球の能力がやや中断し、右半球が優勢に上昇することが明らかになっています。
私たちがタンクに入ると脳を含む全ての生命維持システムは、外部からの刺激がほぼ無く脅威も無く、外部の出来事に適応する必要も予想からの逸脱も無いため、システムはすべてのエネルギーを自身の記憶の整理・治癒・直感に十分に充てることが出来るのです。
そしてフロートセッション後は海馬の活性化により、数週間にわたって大量のシータ波を生成し続ける事も解っており、タンクを出た後もずっと記憶力・集中力・創造性が高い位置で維持される事から、どんな状況下でも冷静に高い判断能力が必要とされる米軍特殊部隊の訓練にもタンクは利用されています。
ほとんどの人はタンク中、これらのシータ波を夢のような状態として体験します。ちょうど眠りに落ち始めたとき~または目覚め始めた時で、これらを意識的に考える事や捉える事はフロート経験を複数積む必要があります。
タンクでシータ波状態に到達するメカニズムはまだ解明されていませんが、タンクでの静寂でノーストレス環境は深いリラクゼーション状態を容易に達成へと導きます。それがどのように役立つのかは体験を重ねるうちに日常の生活の中で少しずつ解ってきます。
フロート療法は副交感神経系の活性化により体内にはエンドルフィンとドーパミンがあふれ、副交感神経優位・消化液分泌の刺激・補充など、ポジティブな精神状態を作り出します。
これらの神経伝達物質は痛みの緩和・気分の向上・不安反応の減少に関与し、ストレス管理・うつ病・不安解消にとても最適です。
これにより脳波がアルファからデルタそしてシータ波に変化し、完全に意識しながら瞑想的な夢のような状態に全身のモードが切り替ります。
当然ではありますが、定期的にフロートする事でより深い癒しと速いリセットが可能となり心身へのメリットは大きく、身近な不調は消え去り老化は抑えられ過去の健康概念も変わり生きる意欲が出てきます。
その他~タンクで寝てしまった場合の睡眠1時間は通常睡眠の約4~6時間の睡眠に相当すると言われており、脳が心底リラックスし十分な休息が得られます。
米国の医師によっては8時間相当の効果があるとの意見もあり、セルフロッテでの体験談では180分のフロート後「丸一日24時間集中して寝たかのような脳のスッキリ感と過去経験無い全身の脱力感~」との嬉しい報告も複数あります(個人差あり)
フロート療法は現代人の脳の疲れからくる凡ゆる症状(精神疾患・不眠症・依存症PTSD)を緩和し、米国NHI・LIBR・FCRCは臨床試験でもこれらの効果を改めて明らかにしています。
このようにアイソレーション(フローティング)タンクは人類が今まで経験した事のない、最も深い休息を達成する為の方法で、目標を達成する独創的で潜在的なクリエイティブの強化にも効果的です。